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精力減退の原因と対処法
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性的欲求の減退に悩む人はまず、ホルモンの不足をつきとめて治療する必要がある。
だが、セックスへの無関心にはたくさんの身体的な理由があることを心にとめておかねばならない。たとえば以下のようなものだ。
摂取している薬剤や薬草をすべて、医師といっしょに洗いなおすこと。
抗うつ剤、とくに「プロザック」などの選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)は性的欲求を弱める可能性がある。
血圧を下げる薬の多く、とくにベータ遮断薬-プロプラノロール(「インデラル」)、アテノロール(「テノーミン」)、メトプロロール(「ロプレソール」)なども同様だ。
そういった薬が原因だという場合は、用量を減らしたり別の薬に替えたりする必要があるかもしれない。
あなたがうつなのは性衝動が失われたからか、それともうつだからリビドーが弱まるのか?
わたしの意見では、うつは性生活の衰えをひきおこす最も大きな原因となる。
それをたしかめるのはあなた自身かパートナーの役目だ。
そうした例では、うつの治療が性衝動を回復する最良の手段となる。
もしあなたに性的欲求がなく、「気晴らしのための」薬物を摂取している、
あるいは飲酒に問題があるという疑いがあるなら、まずはそうした悪癖を断つこと。
心臓発作を起こしたことがあり、セックスの負荷によって健康が危険にさらされるのが心配なら、医師に相談してみることだ(これはセックスが夫に害をおよぼすのを恐れるあまり、性衝動が抑えられている妻たちにもあてはまる)。
一般的に言って、階段を二階ぶん楽にのぼれるなら、セックスをしても害はないだろう。
あなたの体がセックスに耐えられるかどうかは、ほとんどの医院や病院でおこなえる数種の運動負荷試験のどれかでかんたんに判断できる。
疲れていてその気になれないという理由でセックスを避けているなら、徹底的な健診をうけたほうがよい。
貧血を治したり軽度の感染を消し去ることは、どんなホルモン剤を気まぐれに飲むよりも性衝動の回復に役立つことが多い。
あなたが女性なら、パートナーのインポテンツを仕方のないものと受け入れたり、どのみちわたしは齢をとりすぎていると決めつけて自分自身の消極性を正当化したりしてはいけない。
現在では男性のインポテンツを治療する方法はいくらでもある。
配偶者と死別したのであれば、二人で過ごしたすばらしい時期の思い出を大切にしながらも、そこにとどまっていてはいけない。
孤独ほど悪いものはなく、いくら子どもやそのほかの家族がまわりにいても癒せるものではない。
つねに心を開いて、新しい交友関係、とりわけ異性の友人を受け入れるようにしてほしい。
かつて幸せな結婚生活を送っていた人は、配偶者に先立たれたあとも、再婚したり新しい「友情」を築いたりすることが多いのだ。
またそれには齢をとりすぎているということはけっしてない。
「使わなければ失われる」。
あらゆる医学の領域で、セックスと性衝動の関係ほどこのことわざがぴったりあてはまるものはほかに思い浮かばない。
一人でおこなうものでも相手がいるものでも、定期的なセックスは生殖器官が正常に働きつづけるのに役立つ。
これはとりわけ女性にあてはまることだ。
性的に活発であるほど、腔はやわらかく弾力性に富むようになり、うるおいも増す。
強いられたものであれ自分で選んだものであれ、禁欲は脛の組織の衰えや萎縮をひきおこす。
するとセックスはいきおい、不快な痛みをともなうものとなる。
エストロゲン補充療法、とりわけ脛に塗るエストロゲンのクリームを試しても十分なうるおいが得られないときは、いくつかのゼリーを使うことができる。
「KYゼリー」、「アストログライド」、「レプレンズ」、そしてかゆみが問題になった場合のビタミンEのクリームだ。ほかの製品については婦人科医に問い合わせること。
アレルギー反応を誘発する製品は避けなくてはいけない。
脱臭剤入り石けんや各種の衛生スプレーは、組織を乾燥させ炎症をひきおこすので使わないほうがいい。
齢をとるにつれて脛は本来の酸性を失い、発酵やその他の感染が起こりやすくなる。
シャワーや入浴のあとはていねいに体をふくこと。湿った皮膚には細菌や真菌が繁殖する。
綿の下着はナイロンや絹よりもよく空気を通すので、水分が残りにくい。
また、セックスのあとは感染の危険を減らすために、すぐ膀胱を空にすること。
規則的な運動をしている人たちは男女ともに、おおむねきわめて健康で活発な性生活を送れる。
運動をすると気分がよくなるのにくわえ、骨盤付近への血流も増すが、ここはご承知のとおり、重要な生殖器官がすべて集中している場所だ。
齢をとると、脛、子宮、膀胱を支える筋肉が弛緩する場合がある。
すると子宮頸管が脛内におりてきて、性交時の痛みをひきおこす。
こうした脱出はしばしば外科手術やさまざまな補助器具によって治療できる。
緊張したり、せきやくしゃみをしたときに尿失禁が起こるようなら、婦人科医にケーゲル体操のやり方を教えてもらうといい。
これは尿失禁を改善するばかりでなく、腔の収縮にも役立ち、セックスのあいだ相手にもあなた自身にもより大きな喜びをもたらす。
女性は更年期を避けられないし、補充療法によらずにエストロゲンの値を上げることもできないが、男性はウエイトリフティングによってテストステロンを増やすことができる。
しかし運動のしすぎ、休息の不足はかえってテストステロンの値を下げ、性衝動も弱める。
もしあなたが菜食主義で、しかもテストステロンの値が低いのであれば、たまには肉を食べることだ。
概して肉を食べる人のほうが、菜食主義の人よりもテストステロンの循環が多い。
精力の減退について覚えておきたいこと
1 加齢はかならずしも、性生活の終わりを意味しない。性衝動が衰えたときは医師に相談し、ほかの医学上の疾患が問題をひきおこしているのでないことをたしかめる。
治療可能な病気、薬剤、うつ、アルコール等の過剰摂取といった、その他の理由がつきとめられないか調べてみること。
2 男も女も齢をとると、ホルモン不足は性衝動の減退にある程度の役割をはたすが、しかしそれがすべてではない。
エストロゲン補充療法が役に立つのはおもに女性で、その生殖器官に作用して性交を喜ばしく、痛みのないものにする。
しかしエストロゲンだけでは十分でない場合もあり、また更年期の女性は衰えつつある性衝動を回復するために、男性ホルモン(テストステロン)剤が必要になるかもしれない。
3 男性で性衝動の減退の原因とされるテストステロンの不足は、はなはだ誇張された話である。
そうしたホルモン剤を多くとりすざるのは不必要だし、得るところもない。
テストステロンは、前立腺がんを含むいくつかの副作用をひきおこすうえ、ひいては、信じられないかもしれないが女性化にまでつながる。
4 運動と健康的なライフスタイルは幸福感を増し、性衝動を促進する。
カテゴリー:精力減退
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● セックスすることで、性的な行為によって媒介される病気にかかるのではないか、
妊娠するのではないか、
あるいは弱い心臓が耐えられずに命を落とすのではないか、という不安がある。
● セックスは汚い、あるいは悪いものだと信じて育った。
● 配偶者に隠れて浮気をしている、あるいは宗教上の信仰と相容れない関係をもっているせいで、うしろめたさを感じている。
● 性衝動を抑制する薬、たとえば血圧を下げる薬や精神安定剤を摂取している。
● 満足な能力が発揮できないのではないか、あるいはまったくできないのではないかという不安がある。
● 慢性的にアルコールをとりすぎているか薬物を濫用している。
● 現実にその機会がないせいで、あまりセックスのことを考えない。
● 配偶者やパートナーがインポテンツであったり無関心であったりするために、あなたも情熱がかきたてられない。
● 体が弱っている、痛みがある、かかっている病気のことが心配である。
肉体的な愛への欲求が減退する理由はいくらもある。
齢をとるにつれて通常の性衝動は少なくなるのはたしかだが、それはふつうゆるやかで微妙な過程だ。
その度合やペースは人によって違う。
60代の男女の興味が、いつのまにかセックスからゴルフに移っていたという例もありますし、それよりずっと高齢でありながら情熱が衰えずにいる人たちもいます。
前夜に勃起しなかったせいでインポテンツになったのではと心配し、緊急の診察をもとめてきた84歳の男性の例もある。
60代のカップルの89パーセント、70代のカップルの80パーセントが、ある程度までセックスへの興味を保ち、行動に移してもいる。
また、女性ホルモンの値が低下するにもかかわらず、更年期を過ぎた女性の半分以上が前とおなじかそれ以上の頻度で性的な行為をおこなっている。
そうなるとつまり、ほぼ50パーセントの女性は、月経が終わってしまうと性衝動が弱まるということだ。
もしあなたがその一人なら、禁忌がないかぎり、エストロゲン補充療法(ERT)をうけたほうがいい。
だが子宮がんの危険を減らすために(子宮摘出術をうけていない場合である)、かならずプロゲステロンもいっしょに摂取すること。
エストロゲンの投与は気持ちをよくする。
挿入時の痛みをひきおこす脛の乾きを抑えることでセックスの質を上げ、楽しみを増すのだ。
この「うるおい」は、脛が感染症にかかる危険を減らし、クリトリスの反応時間を早くするとともにオルガスム時の子宮の収縮頻度を上げることによって、喜びを大きくする。
こうした好ましい効果とはうらはらに、エストロゲンが性衝動そのものは増進させないということもありうる。
それは、人生のこの時期ではエストロゲンの不足が欲求の欠如のおもな要因ではないからだ。
性衝動の欠如は主として、テストステロン(男性ホルモン)の値が異常に低いことからくる。
女性のテストステロン不足が問題だって? いかにも。
その理由はこうである。
男性も女性も生涯を通じて、それぞれ異性のホルモンもつくりつづけている。
ありがたいことに女性がつくるのはほとんどがエストロゲンで、テストステロンはごくわずかである。
男性のほうは大量のテストステロンと、ごく少量のエストロゲンをつくっている。
だが、そうしたわずかな量が大きな違いを生む。
男女の両方で、テストステロンは性衝動に大いに関係しているのだ。
女性がつくりつづけていた比較的少量のテストステロンは、更年期以降もふつうは変わらないが、減ることもありうる。
そうなると、女性の性衝動は低下するかあるいは失われる。
エストロゲン/プロゲステロンおよびテストステロンの組み合わせが、性衝動を回復させ、精力を増進し、気分を改善する。
この処方で最もよく使われるのが「エストラテスト」、そしてメチルテストステロンの入った「プレマリン」である。
プロゲステロンは単独でもちいると、テストステロンの生成をさまたげることで、更年期前の女性でも性衝動を減退させる。
プロゲステロンを含む古いタイプの避妊薬が欲求をにぶらせるのはそのためだ。
あなたの性衝動がどうにも弱くて思うようにならないときは、使っている避妊用ピルの成分を調べ、プロゲステロンが多く含まれている場合には、薬をかえることを医師に相談してみるといい。
男性ホルモンを摂取するにあたっては、二つの難点が考えられる。
量が多すぎると、ひげなどの男性の特徴があらわれてくる場合がある。
しかし正しい量をとっていればそんなことは起こらない。
第二の問題は量にかかわるものではない。
テストステロンの追加は総コレステロール値を上げ、HDL(「善玉」コレステロール)を減らし、LDL(「悪玉」コレステロール)を増やしうるという点だ。
もしあなたに、心臓病の家系、高いコレステロール、高血圧、糖尿病といった心臓発作の危険因子があるときは、テストステロン剤の摂取中は血中の脂質を監視しなくてはならない。
高血圧は女性の性衝動をさまたげることがある。
未治療の高血圧をかかえる女性200人のうちかなりの数が、オルガスムの減退や遅れ、脛の乾き、性交時の痛みなどの報告を寄せている。
血圧を下げるのにひろく使われている薬の多くも、性衝動をそこなうおそれがある。
あなたの高血圧を正常にもどしながらも性的欲求を保っていられる薬を見つけるまでには、そうした薬剤をいくつか試してみなくてはならないかもしれない。
「ある程度の」年齢に達した男性たちのあいだでは、テストステロンの不足が性衝動の減退の原因だと一般に信じられている。
そのためにじつに多くの男性が、失われたリビドーを求め、錠剤、貼り薬、注射、クリーム(やわらかいペニスの上に塗るのだ)といったかたちでテストステロンを摂取する。
だがこうした努力はたいていむだ骨に終わる。
高齢の男性のテストステロンの値は、更年期の女性のエストロゲンほど急激に下がりはしないし、
またテストステロンの不足はふつう、加齢とともに性衝動が衰える理由ではないからだ。
ホルモンが原因で性衝動が減退する例は、全体の20〜25パーセントにすぎない。
自前のものが十分あるときに追加のテストステロンを摂取したところで、偽薬と同程度の効果しか得られないが、偽薬とは違ってそうしたホルモン剤は害をもたらすこともある。
テストステロンは脳の下垂体および視床下部の監督と指示のもと、畢丸でつくりだされる。
これらの二つの腺は、血流中をめぐっているテストステロンの量が十分であるのを感じとると、テストステロンの値がふたたび下がるまで、畢丸にテストステロンをつくるのせやめるよう合図を送る。
あなたがなんらかの経路でテストステロン剤を摂取し、それが血流に入りこむと、脳がだまされて自前のテストステロンがたっぷりあると思いこみ、畢丸にその製造を切りつめるようにとの指示を出す。
畢丸はあまり長いあいだ休んでいると縮みはじめ、やがて萎縮し、テストステロンをつくる能力を失う。
自然な供給が足りているときによぶんなテストステロンをとることの危険はそれだけではない。
テストステロン剤は肝臓を傷つけ、コレステロール値を上げる。
また多くの専門家によると、前立腺の内部深くで眠っている悪性の細胞を活発にし、前立腺がんを助長する。
あなたがテストステロン不足かどうかを判断する最良の手段は、その血液中の量を測定することだ。
これはほとんどどこの検査センターでもできる一般的な検査である。
カテゴリー:精力減退



